太陽光発電所ストリング監視用データ伝送システムの提供開始について

2015年07月15日

920MHz帯マルチホップ無線システム

ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社(社長:伊藤敦、本社:長野県駒ケ根市/以下、ネクストエナジー)は、太陽光発電用ストリング監視装置(※1)における各ストリングからのデータ収集を無線化し、また起伏や障害物にも強い920MHz帯マルチホップ通信技術を適用した、後設置でも使用可能な新しい低価格無線データ伝送システム「NEDCR-101シリーズ」を開発・発売いたしました。

システム構成イメージ

開発の背景

太陽光発電所の事業開始箇所の増加とともに、故障や劣化の早期検知の重要性が認知されるとともに、発電所の資産としての価値向上の必要性から、より詳細なトラックデータの取得が可能なストリング監視の導入を検討する発電所が増加しております。しかしながらこれまでストリング監視システムは初期導入コストが高く、収益とのバランスがとれないとの判断で導入を見送るケースが多く見られました。また、従来の有線接続方式で見られる通信ケーブルへのノイズ侵入による発電データの欠損も大きな問題でした。
ネクストエナジーは早期から、発電性能の長期維持に有効なストリング監視システムの設置コストの低減と、発電開始後の既存発電所への設置も可能で、かつ安定した通信を維持できるストリング監視システム用ツールの必要性に着目し、鹿島建設株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:押味至一)、株式会社フィールドロジック(本社:大阪市北区、代表取締役 木村敏)とのアライアンスの一環として研究、開発してまいりました。
そのなかで「那須ちふり太陽光発電所(発電事業者:鹿島建設株式会社)」での1年間の実証実験を経て、このたび本無線伝送システムを商品化いたしました。

「920MHz帯マルチホップ無線システム」の特長

1.920MHz帯マルチホップを採用

2.4GHz帯と比べ、電波の到達距離が長く、また障害物を回り込んで届く特性が高いため、起伏や高低差のある地形や屋上、またアレイ(※2)越しの通信環境においても安定した データ通信が可能です。また子機間でのマルチホップにより見通しの悪い設置環境や 複雑なレイアウトでも、安定かつ低コスト通信を実現しました。さらに加えて汎用型 920MHz無線ではカバーできない伝送速度にも対応しており、太陽光発電所でのデータ 伝送技術においてより一層の安定運用を可能にしました。

2.子機は各接続箱に1台、親機1台につき最大31台まで接続可能

子機1台で接続箱内の複数ストリングのデータ取得ができるため、接続箱に子機を1台設置すれば各ストリングのデータ伝送が可能。設置コストを大きく低減できます。

3.他社監視装置での使用可能

RS485採用で他社の監視装置にも対応可能です。

4.実証実験済み

起伏のある「那須ちふり太陽光発電所(同上)」において1年間の実証実験を経て、性能を確認、実証済みです。

今後の展開

なお、本無線システムと組み合わせて使用できる低価格版「電流センサーユニット」も本年10月発売を目途に現在開発中です。これにより太陽光発電におけるストリング監視システムの導入コストが大幅に削減でき、ノイズ等に影響されない安定した発電データの収集が確保できます。
また、本製品は太陽光発電以外のセンサーと組み合わせることで、さまざまなデータ伝送にも転用できます。ネクストエナジーは、今後とも太陽光発電事業のお役にたてるサービス、関連製品の開発、ご提供を積極的に行ってまいります。

※1 太陽光パネル十数枚を直列に接続した単位(ストリング)ごとに設置したセンサーで太陽光パネルの故障や劣化を検知するシステム
※2 太陽光パネルを複数枚まとめて結線し、架台等に設置したもの。

本件についてのお問い合わせ先

ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社 インフォメーションセンター
TEL: 0120-338647  ※営業時間10:00~17:00(土・日・祝日除く)
メール:「お問い合わせページ」のメールフォームより送信ください

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