正社員
太陽電池モジュールや架台等の当社製品を活用した法人向け提案営業をお任せいたします
企画部
岸 正悟
2008年中途入社
人文社会学部卒
※部署名等はインタビュー当時のものです。
大学で海外のフィールドワークをしていた経験などから、就職活動では「海外で働きたい」という漠然とした思いで企業を探し、某大手旅行会社に入社しました。海外で働くことに憧れて闇雲に仕事をしていましたが、本当にこれでいいのかなと感じ始めた時に、青年海外協力隊の話を聞いて興味を持ち、すぐに応募。訓練後はニカラグアへ行き、約2年間、現地の小学校高学年を対象に毎日環境教育の授業に携わりました。そこで目の当たりにしたのは、電気が通っていなかったり、上下水道が整備されていないという経済格差です。
任期終了が近づくにつれて、帰国後の就職について真剣に考えるようになり、海外貧困地域の経済格差を解消するためにも、自然エネルギーを普及させたいと強く思いうようになりました。文系出身だからといって営業職をしたいという意識は無く、手に職がつくよう技術を学びたいと思い、帰国後は電気の専門学校に入り2年間電気工学を学びました。
当社との出会いは、専門学校卒業間際の2回目の就職活動の時でした。名立たる大手太陽光メーカーも当然受けましたが、年齢的に第二新卒としては受け入れてくれず、そんな中、見つけたのが当社でした。まだ社員数も10名に満たない会社でしたが、HPに書かれている理念に共感し、事業内容の面白さに興味を持ち、求人募集はしていませんでしたが応募しました。現在のビジョンは500GWですが、その当時のビジョンは100万kW(1GW)でした。面接の時「100万kWじゃ少なすぎて世界は変えられないですよ。」と言ったことを覚えています。その強気な発言が功を奏し、採用内定につながったのかもしれません(笑)。
2008年の入社当初は、北海道から6千枚強の使用済み太陽電池を購入した直後でしたので、人手が足りないと言わんばかりに使用済み太陽電池の評価測定を行っていました。そこから数ヶ月後、新規事業として始めたばかりのグリーン電力証書事業の担当となり、営業から事務作業まで、関連する業務全般に従事しました。2011年の東日本大震災の直後からは、非常用電源設備としてオフグリッドの需要が急増したため、オフグリッド事業の担当となり、念願の小規模電源の普及に携わりましたが、それも束の間でした。2013年からはO&M事業の立ち上げに携わり、自社製遠隔監視装置の開発、現場の施工・点検、客先への営業、商品企画、欧米を中心とした海外リサーチなど様々なことに関わりました。
入社してから新規事業のスタートアップに携わることが多く、すべて手探りの中で進めていくことが多かったですが、無事に事業が軌道に乗った時には、この上ないやりがいを感じます。
現在の部署では、営業に近い立ち位置で、当社がこれから広げていきたい自家消費市場の販売促進業務に力を入れています。省エネ、ESG投資、RE100などに関心が高く、CO2の削減を行いたいというお客様がターゲットになるため、自家消費太陽光発電システムの導入提案だけでなく、当社の「グリーナでんき」の活用など、様々な切り口から営業を行う、もしくは営業を支援するのが役割です。
ESG投資やRE100という言葉に見られるように、世界規模で再生可能エネルギーへの意識が高まっています。そんな中、近い将来必ず増えていくであろう自家消費の市場で、当社の立ち位置を確立させることが当面の目標です。まずは国内で地盤固めをします。
そして将来的には、やはり青年海外協力隊時代の経験から、発展途上国へ太陽光を利用した小規模電源開発を行っていきたいと考えています。大規模集中型電源の開発による弊害を考えると、小規模分散型電源の必要性を強く感じます。今後は、自分自身の経験をもとに若手の育成・成長にも力を入れ、国内だけでなく世界中を視野に入れ、社会に貢献していきたいと思います。