システム部材の削減にもつながり太陽光発電設備の費用対効果が向上
自然エネルギー関連の事業を展開するネクストエナジー・アンド・リソース株式会社(本社:長野県駒ヶ根市、代表取締役社長:伊藤 敦、以下「当社」)は、ハーフカットPERC技術を採用した単結晶太陽電池モジュール「NER120M340J-MB」および「NER144M405J-MB」の販売を、2019年12月16日(月)より開始いたします。
2012年7月にスタートした固定価格買取制度(FIT)において、電力の買取価格は年々見直しが行われ、低下傾向にあります。そのため太陽光発電設備は、投資回収に対する初期投資費用の低減や、発電効率の高効率化が求められるようになりました。本製品は、太陽光発電設備のこのような課題解決の一つとして開発した製品となります。
従来の高効率技術の一つであるPERCセルを二分割し9本のインタコネクタにより接合することで、導電時の低電流化と低抵抗化を図り、発熱による内部損失を極力抑えることによりモジュール変換効率20%超を達成。また、標準仕様でシステム電圧1500V対応とし、パワーコンディショナとの直列接続枚数を増やすことが可能となっており、接続箱や送電ケーブルなどのシステム部材の削減にもつながります。モジュールの高効率化によって発電能力を向上させ、部材削減により初期投資と維持管理費用を抑制することで、太陽光発電設備の費用対効果をより向上させることができます。
ハーフカットセル太陽電池モジュールの特長
(1)セルを分割し1ストリングあたりの電流を小さくすることで熱損失を抑えモジュール出力が向上
(2)インタコネクタに9本の丸型ワイヤーを採用し、低抵抗化とワイヤー形状による二次反射の利用で光の取込み量を向上させモジュール出力が向上
(3)バイパスダイオードとセルの回路構成を変更し影の影響を大幅に低減(当社従来品比)
(4)最大システム電圧を従来の1000VDCから1500VDCへと向上させパワーコンディショナへの直列接続数が増加
製品仕様
型式 | NER120M340J-MB | NER144M405J-MB |
セル種類 | 単結晶PERC | |
公称最大出力(Pmax) | 340W | 405W |
公称最大出力動作電流(Imp) | 9.79A | 9.74A |
公称最大出力動作電圧(Vmp) | 34.73V | 41.60V |
公称短絡電流(Isc) | 10.46A | 10.39A |
公称開放電圧(Voc) | 41.55V | 49.86V |
モジュール変換効率 | 20.2% | 20.1% |
公称質量 | 18.7kg | 22.7kg |
ケーブル長 | 1000mm | 1200mm |
公称モジュールサイズ | W996mm×H1689mm×D35mm | W996mm×H2015mm×D40mm |
セル枚数 | 120枚(6×10+6×10) | 144枚(6×12+6×12) |
最大過電流保護定格 | 20A | |
最大システム電圧 | 1500VDC | |
機械的耐荷重 | 積雪荷重5400Pa(表面/風圧荷重含む) 風圧荷重2400Pa(裏面) |
■保証:製品保証10年、リニア出力保証25年、経済損失補償10年
■販売開始日:2019年12月16日
ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社について
ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社は、「自然エネルギーを普及させ、永続できる社会の構築に貢献する」という志を胸に、自然エネルギーというフィールドで新しい事業を生み出してきました。リユース事業をはじめ、オフグリッド(独立蓄電型)事業、グリーン電力証書事業、O&Mサービス事業、電力小売事業。これからも新しいエネルギー利用の選択肢を提案し、社会が自然エネルギーシフトに向けて前進するよう、たゆまぬ努力を続けてまいります。
本社 | 長野県駒ヶ根市赤穂11465-6 |
東京本社 | 東京都新宿区西新宿1-23-7 新宿ファーストウエスト14階 |
大阪営業所 | 大阪府大阪市淀川区西中島3-10-13 物産ビル6階 |
名古屋営業所 | 愛知県清須市西枇杷島町恵比須20-1 丸中ビル201 |
福岡営業所 | 福岡県福岡市博多区博多駅東2-4-17 第6岡部ビル3階 |
ホーチミン事務所 | ベトナム社会主義共和国 ホーチミン市3区カック・マン・タン・タム62A Lim Ⅱタワー 15階 |
本件についてのお問い合わせ先
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