当社は、両面発電太陽電池モジュールを採用した後方支持タイプソーラーカーポート「Dulight Spacious(デュライト スペーシャス)」の販売を、2023年9月25日(月)より開始いたします。

■商業用施設に最適なカーポート

2050年カーボンニュートラル実現の動きに従い、企業や公共施設を中心に再生可能エネルギー発電設備の導入が急務となっています。その中でソーラーカーポートは駐車スペースを効果的に活用し、自家消費やPPA(第3者所有型)モデルに適した商材であり、その需要は年々高まっております。

当社の従来製品は4本柱タイプのみで工場や物流倉庫などで採用されておりましたが、商業施設など一般のお客様が利用する場所では前方の柱が駐車の妨げになる場合があり、導入の障害の一因となっていました。この問題を解決するため、この度、後方支持タイプのソーラーカーポート「Dulight Spacious」を開発いたしました。

主な特長は、柱配置を後方にまとめたことにより車の出し入れや乗降時に柱が邪魔にならず、多種多様なお客様や車種に対応している点です。さらに、軒下高さは従来モデルよりも高い3,060mmであり、商業用ハイエースなどの大型車両でも問題なく駐車できます。

■施工性とメンテナンスに配慮した設計

全ての部材が軽量形鋼で構成されており、施工時の重機拘束が少なく人力での取り扱いが可能です。また、部材の輸送や仮置き時には部材同士を重ね合わせることができ、保管スペースを節約できます。モジュールの取り付けには下留クランプを採用し、雨仕舞には太陽電池モジュールと同時に設置が完了するレインモール※1を採用しているため、施工時にモジュール上に登る必要がなく、軒下高さ3.2mを実現しつつ高所作業を回避できます。

■建築確認申請とJIS規格に適合、安心安全の長期保証

防火地域、準防火地域、建築基準法第22条指定区域※2でも導入が可能※3であり、建築確認申請に必要な構造計算書の作成にも対応しています。2023年3月からは、10kW以上の小規模太陽光発電設備にも使用前自己確認が必要となり、対象範囲が広がりました。JIS C 8955(太陽電池アレイ用支持物の設計用荷重算出方法)にも適合しており、使用前自己確認に必要な資料の提出もスムーズに行えます。また、製品保証は20年を実現し長期にわたって安心してご利用いただけます。

■Dulight Spaciousの仕様

<製品仕様>

駐車可能台数       :6台

定格出力(カーポート1基分):18.88kW

モジュール積載枚数    :2段16列 32枚

駐車可能スペース芯々寸法 :5,000mmまたは5,200mm

サイズ          :奥行4,938mm,軒下高さ3,060mm,

              建物最大高さ3,600mm 3,300mm

耐積雪荷重        :55cm

耐風圧荷重        :地表面粗度区分II 34m/s

              地表面粗度区分III 38m/s

材質           :高耐食プレメッキ鋼板(構造部分),

              アルミニウム合金(A6005-T5)

製品保証         :20年

※1:アルミニウム押し出し形材による独自開発の雨仕舞構造です。日常的な雨量に対し防水性を発揮する実用的な防水性能を有していますが完全防水とはなっておりません。

※2:駅周辺の建物密集地など、市街地における火災の危険を防除するために都市計画によって定められた地域のこと。

※3:飛び火認定(DR認定)申請中

 

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