当社は、N型TOPCon(トンネル酸化膜パッシベーションコンタクト)4.0プロセスを採用した、産業向け高出力太陽電池モジュール4機種の販売を、2024年1月19日より開始いたします。

SDGsの実践が、企業の社会的責任として重要課題となっている現代において、GHG(温室効果ガス)排出量の削減は、大切な取り組みの1つとなっています。その有用な方法の一例として太陽光発電設備の導入が挙げられ、自己投資型やPPAモデルなどによる完全自家消費の用途が増加しています。その中で、太陽電池モジュールの出力向上は、限られた設置面積で必要な電力を得るために不可欠と言えます。

当社ではこれまでP型セルを軸に、多結晶から単結晶、フルサイズセルからハーフカットセルの移行などで出力を上げて参りました。この度、より出力の向上に寄与するN型セルと、その性能を最大限に生かす製造プロセスのTOPCon4.0を採用した、高出力太陽電池モジュールを提供いたします。N型太陽電池モジュールは、単位面積当たりの出力がP型より高いことに加え、経年劣化が少ない・低照度の発電量が多い等の特長を持ち、生涯発電量が向上します※1。

当社はこのN型太陽電池モジュールにより、太陽光発電システムのLCOE(均等化発電原価)を低減させ、皆様のSDGsへの貢献を後押しして参ります。

■N型太陽電池モジュールの特長

(1) N型TOPConセルの搭載

N型セルに最新のプロセス技術TOPCon4.0を採用。従来のP型セルよりも変換効率が高く、LID(光誘起劣化)と年次経年劣化率が低いという特長を持ち、太陽電池モジュールの生涯発電量が向上しました※1。

(2) 優れた温度特性・低照度特性と高信頼性

P型セルに比べ温度係数が小さく、また低照度特性に優れていることから、夏場や曇りの日の発電量が高くなります。加えてバスバーの本数を11本から16本に増やしバスバー間隔を狭めることで、電気抵抗を低減し発電効率を高めました。更にセルクラックへの耐性やセル内の応力分布の均一化が得られ、信頼性も向上いたしました。

■太陽電池モジュール仕様一覧

※1.当社太陽電池モジュール比。

※2.裏面がバックシートからガラスとなったためP型太陽電池モジュールより重量が増しています。  

※3.設置条件によって変わります。詳細は取扱説明書をご参照ください。                                 

※4.製造技術の発達によりN型セルの出力の向上が早く、今後の出力変更を記載しております。ご導入時期に合わせてご検討をお願いいたします。

※5.住宅用のブラックフレームも含みます。

■製品詳細はこちらからご確認ください。

https://pd.nextenergy.jp/solar_cell_module/

本件についてのお問い合わせ先

ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社

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